Groovin' High.TVにて公開中の「UK POP CULTUREの現在」Vol.2からVol.5の4回にわたって,ジョン・ワーウィッカーがtomatoの歴史や思想について語っています。日本語字幕付きです。
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トマトは,これまでの考え方では別個の分野と考えられる分野──映画製作,タイポグラフィ,デザイン(環境デザイン,グラフィックデザイン,立体デザインなど),音楽,絵画,著述,ニューメディア,彫刻など──を同時にこなしている新しい形のスタジオだと考えている人が多いが,これは間違いである。これらの分野の活動はほんのこの30〜40年の間に細分化されたもので,バウハウスなどの団体やモホリ-ナギなどのアーティストはさまざまな文脈でアイディアや造形を表現していたのだ。

アイデアNo.337でも記事が掲載されたデザイナー,イラストレーターのボブ・ギルの展覧会が京都,名古屋,東京(当店)の3箇所を巡回する。デザイン専門古書店パージナが企画した本展は,ボブ・ギルの日本初の回顧展となる。1960〜70年代の絵本や作品集,ポスターなど貴重なオリジナル・アイテムを中心に展示。オリジナル・ポストカードや古書も販売予定。
アイデアNo.337の特集を手掛けたジョン・ワーウィッカーが『The Floating World: Ukiyo-e』の刊行を記念して,青山ブックセンター本展にてトークショーを開催。日頃から親交の深い,グラフィックデザイナーの中島英樹氏と編集者の後藤繁雄氏を交え,『The Floating World:Ukiyo-e』の制作秘話とその背景,日々の創作活動に対する姿勢やそのアプローチの方法について語る。
また同店内ギャラリーにて10月16日(金)〜11月4日(水)まで『The Floating World:Ukiyo-e』展を開催。お申し込み,お問い合わせは青山ブックセンターHPまで。
ゲスト:
中島英樹(アート・ディレクター/グラフィック・デザイナー)
後藤繁雄(編集者/クリエイティブ・ディレクター)
■2009年10月31日(土)13:00〜15:00(開場12:30〜)
■会場:青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山
■定員:120名様
■入場料: 800円(税込)
■お申し込み・お問い合わせ:
青山ブックセンターHP
■受付開始日:2009年10月1日(木)10:00〜
トークショー終了後にサイン会あり。
サイン会対象書籍:『The Floating World: Ukiyo-e』(US$58.00 円価未定)

●はじめに
「トマト」は1991年にロンドンで結成されて以来,国内外に強い影響力を発揮している重要な創作集団です。メンバーには人気テクノバンド「アンダーワールド」も所属しており,グラフィック,映像,プロダクト,空間,音楽,執筆をはじめとする多分野で活動を続けています。
この特集はトマトの創設メンバーのひとりで,その思想形成に大きな影響を与えているジョン・ワーウィッカーが自身の創造哲学をトマト,アンダーワールド,その他の関連プロジェクトとともにまとめた,彼の言葉を借りれば「断片の積み重なり」です。
これらの断片は詩的なタイポグラフィとグラフィックの構成を通じて,トマトとその活動におけるもののとらえ方や制作への態度を,言葉だけではなくひとつの全体的な体験として読者に提示するものです。
スタイルや様式ではない,西欧のデザイン思想のひとつの現在形がここに記述されています。情報の質と構造がおおきく変化している同時代で,デザインを考えるためのひとつの哲学です。
本特集は現代におけるデザインのひとつのとらえかたであるとともに,読者のさらなる読み方に開かれてもいます。ここではとくに日本の読者にむけて,いくつかの補助線を引いてみたいと思います。

Eric Gill "An Essay on Typography" [Reprint版]
David R Godine Publisher, 1993
邦訳は河野三男『評伝 活字とエリック・ギル』(朗文堂,1999年)に収録。
ジョルジュ・ペレック 『さまざまな空間』水声社
韓愈, 清水 茂『韓愈』岩波書店
アルベルト・マングェル『図書館 愛書家の楽園』 白水社
ネルソン・グッドマン『世界制作の方法』筑摩書房
J.L. ボルヘス『続審問』岩波書店