『杉浦康平のデザイン』

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著者:臼田捷治著
平凡社新書刊
2010月2月15日第一刷発行
装幀:菊地信義
新書判, 264ページ, 並製
定価:860円(税別)
ISBN978-4-582-85511-1

1950年代から日本の現代デザイン革新の中心的な担い手として活躍する杉浦康平。季刊「銀花」(文化出版局)や「遊」(工作舎)など,手がけた雑誌だけでも2000冊以上におよび,ブックデザインやエディトリアルデザイン,タイポグラフィの領域で画期的な試みを展開してきた。本書はその半世紀に渡る活動を浮き彫りにする初めての評伝。著者はかつて「デザイン」誌(美術出版社)の編集長を務めたデザインジャーナリストであり,常に杉浦の活動を範として仰いできたという臼田捷治。杉浦が日宣美賞を受賞した1956年から,旧西ドイツのウルム造形大学の招きで指導にあたった60年代後半,インド旅行をきっかけにアジアへと開眼し,アジア図像学の研究に没頭した70年代以降,そして現在に至るまでの足跡を辿りながら,そのデザイン哲学がいかにして構築されたかが論じられている。今なお多くのデザイナーたちに多大な影響力を与え続ける杉浦の存在を知る手引書として,適した新書である。