2019.03.12
世紀末ウィーンのグラフィック デザインそして生活の刷新にむけて



『キャバレー〈フレーダーマウス〉上演本』 第1号(表紙・装丁:カール・オットー・チェシュカ)1907年 京都国立近代美術館所蔵

1897年のウィーン分離派設立から1914年の第一次世界大戦勃発まで,世紀末から二十世紀初頭のウィーンでは,グスタフ・クリムトやヨーゼフ・ホフマンらを中心に,新しい時代に相応しい芸術,そしてデザインの在り方が模索され,絵画,彫刻,建築をはじめ数多くの素晴らしい作品が生まれた。中でもグラフィックの分野は,印刷技術の発展や雑誌メディアの隆盛を背景にめざましく発展し,新しい芸術の動向を人々に伝え,社会に浸透させる上でも重要な役割を担った。
本展は,2015年にアパレル会社キャビンの創業者,平明 暘(ひらあき いずる)氏が蒐集したコレクションが京都国立近代美術館の収蔵品に加わり,2019年1月から2月にかけて京都国立近代美術館で行われた展示の巡回展である。
約300件にのぼる膨大なグラフィック作品のコレクションを中心に,同じく平明氏旧蔵のリヒャルト・ルクシュによる石膏彫像と貴重なアドルフ・ロースの家具一式を加え,世紀末ウィーンの魅力を紹介する。

会場:目黒区美術館
会期:2019年4月13日(土)- 6月9日(日)
時間:10:00-18:00※入館は閉館30分前まで
休館:月曜日(4月29日,5月6日は開館),4月30日(火),5月7日(火)
料金:一般800円,高校・大学生・65歳以上600円,小中学生以下無料
*障害者手帳をお持ちの方およびその付添者1名は無料。


関連イベント

【講演会 ①】
「世紀末ウィーンとグラフィック 総合芸術に見る民主化の試み」
日時:2019年4月20日(土) 14:00-15:30
講師:池田祐子 (国立西洋美術館主任研究員,本展企画者)

【講演会 ②】
「世紀末ウィーンの社会と文化」
日時:2019年5月12日(日) 14:00-15:30
講師:山之内克子 (神戸市外国語大学教授 [オーストリア,ウィーン文化史])

【大人のための美術カフェ 〈特別編〉】
「様式のない時代は可能か 世紀末ウィーンの建築から考える」
日時:2019年5月26日(日) 14:00-15:30
講師:本橋 仁 (京都国立近代美術館特定研究員)

*各回とも定員70名(先着順・席に限りあり),聴講無料(ただし,高校生以上の入場には当日有効の本展観覧券が必要)。

展覧会公式サイト

グスタフ・クリムト《ウィーン分離派の蔵書票》 1900年頃 京都国立近代美術館所蔵

フランツ・フォン・ツューロウ《月刊帳 1915年3月版》  1915年 京都国立近代美術館所蔵