IDEA magazine322
2007/5
オトル・アイヒャー / 海外雑誌カルチャー

IDEA No.322
Published: 2007/5
Price: 2,829+tax jp yen soldout
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特集1:オトル・アイヒャー デザインとしての世界/寄稿:マーカス・ラートゲブ,マーティン・クランペン,イアン・マクラーレン,アルブレヒト・ホッツ /翻訳:アイヒャー「デザインとしての世界」/72展:オトル・アイヒャーとミュンヘン・オリンピック 企画・デザイン:ビブリオテーク/特集2:海外雑 誌カルチャー 企画協力・文:ウィリアム・ドレンテル/「クリップ/スタンプ/フォルド」展 リトルマガジンのなかのラディカルな建築 196X-197X/雑誌文化を知るための読書案内/ヘルムート・シュミット:デザイン・イズ・アティテュード/連載第36回 デザイン豚よ木に登れ  文・写真 都築響一/新連載第1回 和文活字を見る眼「字体」府川充男×小池和夫/連載第6回 描き文字考 平野甲賀×川畑直道 ゲスト:鳥海修 企画・ デザイン:向井裕一表紙デザイン:ヘルムート・シュミット

特集:オトル・アイヒャー デザインとしての世界
あらゆるものがデザインされた世界で,人道的な世界の創造と発展に寄与するデザインを実践した,戦後ドイツを代表するデザイナーのオトル・アイヒャー。近 年ドイツ国内のみならず国際的に研究と再評価が進み,彼の偉大な仕事の軌跡がふたたび注目を集めている。アイヒャーはドイツ南方に位置するウルムで,成人 教育のプログラムやポスターの制作を通じて大戦後の社会の再建復興に携わり,その後,近代的デザイン教育に国際的な影響を及ぼしたウルム造形大学の設立と 教育活動に中心的役割を果たした。電気製品メーカーのブラウン社,ルフトハンザ航空,照明器具メーカーのERCO社といった企業のために,アイヒャーが手 がけたヴィジュアルアイデンティティは,企業理念や製品の社会的意義を的確に体現する最良のデザイン事例として広く知られている。また戦後ドイツの明るい イメージを投影した1972年ミュンヘン・オリンピックの総合的なデザインディレクションや一連のピクトグラムは,20世紀デザインの記念碑的な仕事とさ れている。晩年には,南ドイツのローティスで自給自足の生活と労働を統合した包括的なアプローチを実践し,この期間には活字書体「Rotis」の制作やデ ザインやタイポグラフィに関する著作を数多く残した。本特集では執筆陣に,近年アイヒャー初のモノグラフをまとめたデザイン史家マーカス・ラートゲブをは じめ,アイヒャーの教え子や同僚であったデザイナーや研究者たちも迎え,彼の実像に多面的に迫る。また優れた論客でもあったアイヒャー晩年の思想的到達点 が記された代表著作「デザインとしての世界」の翻訳も本邦初収録。さらにイギリスの若手デザイン事務所ビブリオテークの自主企画による,アイヒャーのミュ ンヘン・オリンピックにおけるデザインを集めた展覧会の記録を特別掲載。20世紀のデザイン界を代表する巨匠アイヒャーの生涯と仕事を紹介する。

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【特別寄稿】マーカス・ラートゲブ「オトル・アイヒャーの仕事と生涯」マーティン・クランペン「アイヒャーがウルム市民大学のためにデザインしたグ ラフィックポスターの記号論的解釈」イアン・マクラーレン「オトル・アイヒャー:デザイナー,そして現実的な理想主義者」アルブレヒト・ホッツ「ローティ スでの仕事【翻訳「デザインとしての世界」オトル・アイヒャー 訳:小田部麻利子【展覧会記録】72展:オトル・アイヒャーとミュンヘン・オリンピック企画・デザイン:ビブリオテーク
協力:マイケル・バーク,イアン・マクラーレン

特集:海外雑誌カルチャー
既存の雑誌や文化的状況に飽き足らず,自らそこに介入し意見を投げかけようと集まった人々によって「雑 誌を創刊する」という行為はいつの時代も繰り返されてきた。その創刊号の表紙や誌面には,編集者,寄稿陣,そしてデザイナーたちの創刊に賭ける意気込みと 未来への楽観主義が刻み込まれている。本記事ではアメリカのデザイン批評家,ウィリアム・ドレンテル氏が所蔵する文学,美術,政治,科学など多様なジャン ルの雑誌創刊号と,近過去のデザイン雑誌を中心に,海外の「雑誌文化(ジャーナルカルチャー」を大特集。編集者や寄稿者,デザイナーといった書誌的情報に加え,雑誌巻頭にかかげられた「創刊の辞」を多数収録しつつ,雑誌文化の潮流を豊富なビジュアルによって展望する【収 録雑誌】2wice, ANY, Art and Literature, Aspen, Baseline, Cultural Critique, Dot Zero, Eye, Fact, Grey Room, The Hasty Papers, Journal of Printing Historical Society, The Journal of Typographic Research, Log, Mainstream, Matrix, Minimal Politics, Normal, October, Partisan Review, Signature, Tel Quel, Trace, Typographica ほか多数。

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クリップ/スタンプ/フォルド
リトルマガジンのなかのラディカルな建築 196X-197X1960〜70年代の建築雑誌をテーマにニューヨークで開催された「クリップ/スタンプ/フォルド」展。革命の時代の社会的,文化的状 況に呼応して,わき上がるように創刊した建築関連のリトルマガジンや同人雑誌たち。当時の熱気をそのままに伝える挑発的で色鮮やかな表紙のイメージを,一 挙720点掲載。参考URL:http://www.clipstampfold.com

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雑誌文化を知るための読書案内
編集,執筆,デザイン,出版,流通など様々な立場から雑誌に関わってきた25人が,彼ら自身に影響を与えた雑誌を紹介。各回答者から寄せられたコメント は,雑誌文化を批評的に見つめる確かな視点を備えた文献学的な記録であり,同時に,雑誌を受容してきた一読者としての視点から語られた雑誌遍歴の自伝的な 告白になっている。

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ヘルムート・シュミット:デザイン・イズ・アティテュード[展覧会プレビュー]
文:ヴィクトル・マルシー,フィリップ・トイフル,協力:マリア・キゼレヴァ
デザイン:ヘルムート・シュミット

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新連載 和文活字を見る眼
第1回:字体 府川充男×小池和夫

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