IDEA magazine341
2010/07
有山達也の対話

IDEA No.341
Published: 2010/07
Price: 2,829+tax jp yen soldout
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6月10日発売
特集Ⅰ:有山達也の対話

雑誌『クウネル』をはじめ,文芸書から料理書までさまざまなジャンルのブックデザインを手がける有山達也。協働者との密接な作業のなかで,言葉や写 真を最大限に引き出すアートディレクションはいかにして行われているのか? 編集者やカメラマン,スタイリスト等との対話を通して,有山の言動や思想を伝 える。

特集Ⅱ:クリティカル・マス
いまデザイナーにとって自主性とはなにか? 金銭や社会的成功に還元されないデザイナーのいとなみとは何か? クライアントとの一方通行的な関係を越えて自ら立ち上げるコミュニケーションやプロジェクトのあり方をさぐる。

特集企画:紙のテクノ
DTPの普及とテクノミュージックの興隆のなかで,華開いたクラブフライヤー文化。まだ見ぬ仲間への思いとともに作られ,保存されることもなく街頭に散っていった紙メディアの力強さを貴重なコレクションとともに振り返る。

特集Ⅰ:有山達也の対話
写真:長野陽一(p.3-7, 20-21, 38-39)

雑誌や文芸書,料理書などさまざまなジャンルのブックデザインを手がける有山達也。デザイン的な装飾を極力抑え,言葉や写真を最大限に生かすこと が,彼のデザインの特徴と言える。他の力を引き出すためのアートディレクションはいかにして行われているのか? 本特集では,協働する編集者やカメラマ ン,スタイリスト等との対話を通して,有山の言動や思想を開示。師匠である中垣信夫は,独立前といまとでは大きく異なる有山のデザインについて語り,小誌 ADの白井敬尚はデザインの深部に潜む個性と骨格を探る。それらの対話と近作を解説することにより,有山のデザインがどのように構築されているのかを,複 合的な視点で検証する試みである。

〔対話〕
高橋みどり
岡戸絹枝
牧野伊三夫・大谷道子・つるやももこ『雲のうえ』編集委員会)
長野陽一
中垣信夫・中垣呉
有山達也インタビュー(聞き手:白井敬尚)

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特集企画:紙のテクノ
日本の90年代テクノ・フライヤー黄金期
構成・文:高岡謙太郎,アイデア編集部

LaserWriter NTX-Jが出た1989年を日本のDTP元年とすれば,90年代のクラブ・フライヤーはDTPの恩恵を最大限に享受したメディアのひとつとして,ひとき わ瞬発力を伴って発展した。なかでもテクノは海外のデジタル・タイポグラフィの波をダイレクトに受け「 テクノ風」としか言いようのないデザイン・メソッドを国内に定着させた。ここでは小規模から大規模までの 90年代テクノイベントのフライヤーを辿り,今日につながるインディ・デザインの胎動と拡散を再考する。

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特集Ⅱ:クリティカル・マス
デザイナーにとって自主性とは何か?

構成:イアン・ライナム+アイデア

「デザイナーは複数の役割を同時に担わざるをえなくなっている。とくにフリーや契約の仕事,非常勤の教職ポストなどがいたるところにあるからなおさ らだ。複数の役割を担うことが,われわれを取り巻く経済状況にうまく対処する方法でもあり,たえずものごとへの関心を持ち続けるための方法でもある」

単純作業になりかねない仕事を,創造的な活動を通じて魅力的で活力にあふれた生き方に結びつけるには? さまざまな方法を複合的に組み合わせてデザ インに取り組み,ポスト・フォーディズム的な経済状況のなかで特異な方法でグラフィックデザインにかかわるデザイナーの実態に迫る。

さらに,気鋭の評論ランディ・ナカムラによる,近年のグラフィックデザインの状況に切り込む論考2篇を掲載「地 下にあるモダニズム」は,オランダのデザイン教育機関ヴェルクプラーツ・ティポグラフィの影響力と,その背景に潜むモダニズムの系譜について分析する。ま た「デザイン批評の無用さについて」では,2000年代のグラフィックデザイン批評の「無用さ」について大胆に回顧する。

マーク・オーウェンス,ザック・カイズ,ジョン・スエダ,ブライアン・ロッティンガー,ダニエル・イートック,スコット・ポニック,マイケル・ウォーシントン,ヤスミン・カーン,メタヘイヴン

〈評論〉地下にあるモダニズム 文:ランディ・ナカムラ+イアン・ライナム
〈評論〉デザイン批評の無用さについて 文:ランディ・ナカムラ

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連載 越境のかたち
第3回 前田晃伸
文・構成:戸塚泰雄

音楽と書籍とファッションの領域を軽やかな身のこなしで行き来する気鋭のデザイナー,前田晃伸。新たな文脈を探るべく体験し思考する積極性でもって,揺れるメディア環境に有効なカウンターを立ち上げる-そこで求められる感覚とは?

前田晃伸HP http://www.akinobumaeda.com

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Review
カメラが見据える(擬似)体験の戦慄と恍惚—-宇川直弘について
文・戸塚泰雄
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