IDEA magazine380
2018/1
横尾忠則新作集:2010-

IDEA No.380
Published: 2018/1
Price: 2829+tax jp yen
「order」のリンクより(株)誠文堂新光社サイトのオンラインショッピングをご利用いただけます。送料やお支払いについての詳しい情報は、同サイトの案内に従ってください。




横尾忠則新作集:2010-

2010年の『横尾忠則全ポスター』展以降に制作された,クライアントワークと自己展覧会ポスターの新作約70点による大特集。ポスターという明確なフレームに落とし込まれた,平面構成の基本に立ち戻る明快でエネルギッシュな画面の連続が,昨今の電子空間を流れる図像を見慣れた私たちの眼を射貫く。本特集は現代の新しいデザイナーとしての横尾忠則を提示する。

企画・構成:アイデア編集部
デザイン:LABORATORIES(加藤賢策,北岡誠吾)
写真:レスリー・キー
協力:株式会社ヨコオズ・サーカス(徳永明美,相島大地)

Part 1: クライアントワークス

肖像
文字

横尾忠則インタビュー
聞き手:伊藤亜紗 構成・編集:原田裕規,アイデア編集部

KAWSインタビュー
文:藤森愛実

Part 2: 本人展覧会ポスター

反復
CUT & PASTE
分割/フレーミング
絵画的ポスター

寄稿

横尾忠則にとってのポスターとは
文:安來正博

横尾忠則のポスターにおける●▲■
新近作ポスターを中心に
文:山本淳夫

ヨーロッパにおける横尾忠則の影響
文:ミルコ・イリック

横尾の態度,雰囲気,ブラックユーモア
アイデアの通貨
文:ニック・ローズ

台湾と横尾忠則
文:王志弘

パブリック・コレクション
横尾忠則 略歴

片山利弘について

片山利弘(1928-2013)は,戦後日本のデザイン聡明期にグラフィックデザイナーとして活動を開始した。同世代のデザイナーと比べ,片山の名前を目にする機会が極端に少ない理由として,彼が早いうちに海外へ仕事の拠点を移したことがあげられる。本誌は50年以上もの間に幾度も片山の仕事を紹介しているが,ハーバード大学時代の仕事が詳細に語られることはなかった。そのため本記事は,片山のデザイナーとしての活動を振り返りながら,カーペンターセンターのために制作した一連のポスターを考察することを目的としている。(文:野見山桜)

イントロダクション
日本からスイスへ,スイスからアメリカへ
アメリカ:60年代から70年代
アメリカ:1980年代,それ以降
片山利弘インタビュー 越境と横断
文:アイデア編集部

オトル・アイヒャーのイズニー

都市のアイデンティティ・デザインをめぐって

2017年9月,ロンドンデザインフェスティバルの一環として開催された「オトル・アイヒャーのイズニー」展。オトル・アイヒャー(Otl Aicher, 1922-1991)が1970年代に携わったドイツ南部にあるイズニーという小さな町のブランディングプロジェクトと,そこで制作されたピクトグラムを紹介するとともに,展覧会の企画者であるパトリックへのインタビューを行い,アイヒャーのプロジェクトのもつ今日性について考察していく。( 文:野見山桜)

インタビュー:パトリック・イーリー
今日のイズニーピクトグラム

フィリップ・アペロワ展誌上レビュー

現代フランスを代表するグラフィックデザイナーのひとりであるフィリップ・アペロワ。ギンザ・グラフィック・ギャラリーでの展覧会の開催前日,アートディレクター葛西薫が会場を訪れ,アペロワ本人によるガイドツアーを経て特別対談が実現した。ともに文字やタイポグラフィへの関心を共通点としながらも,異なる背景,異なる環境で活動してきた二人。両者のあいだで交わされた越境的で根源的な対話を,展覧会の内容紹介と合わせて収録する。

特別対談:フィリップ・アペロワ×葛西薫
文:アイデア編集部

水たまりの中を泳ぐ
ポスタルコの本作りとイメージメイキング

2000年にマイク・エーブルソンとエーブルソン友理がニューヨークのブルックリンにて創業し,2001年より日本を拠点に展開しているプロダクトブランド「ポスタルコ」。橋の構造を活かした軽くて丈夫なブリッジバッグや裏紙に穴を開けてパチンと挟むとメモ帳になるスナップパッドなど,独自の視点でありそうでないものを生み出している。彼らのユニークなものづくりの発想をとりあげる初めての書籍『水たまりの中を泳ぐ』の刊行を記念したインタビュー。

 

インタビュー:マイク・エーブルソン,エーブルソン友理
文:アイデア編集部 デザイン:エーブルソン友理

連載│アトラス考─生態学的世界観の視覚化

動植物の分布とその要因を視覚化するという問題を考えるにあたって,その起源のひとつはプロイセン出身の探検科学者アレクサンダー・フォン・フンボルト(Alexandervon Humboldt, 1769-1859)に求められる。今回は「自然物理画」を中心としてその構成と成立の過程を追い,なぜこうした革新がフンボルトに可能であったのかを,当時の自然科学および地図学の状況を鑑みながら見ていく。

第3回 アレクサンダー・フォン・フンボルトの『自然物理画』と植物地理学の黎明
文:大田暁雄

連載│写真と画像の分水嶺

写真とはなにか?  おそらくほぼ全てのInstagramユーザーが抱くことはないだろうこのあまりに普遍的な問いはしかし,「写真的なイメージ」があまねく浸透した社会でこそ有効であるに違いない。写真表現と絵画やグラフィックデザインなど他の表現領域の境界が薄れ,作品とそうでないものが並列に現前する今,写真を表現手段として選ぶ者たちが感受するその特性に耳を傾け,改めて分析することで写真の布置を探る。

第4回 Spew─写真とコミュニケーション

文:大山光平

インフォメーション
新刊紹介


お詫びと訂正

380号に下記の間違いがありました。お詫びして訂正いたします。

p148 1段目下から9行目 経線方向→緯線方向