IDEA magazine388
2020/1
オンライン・ポートフォリオの現在 SNSから浮かび上がる集合意識,アシッド・グラフィックス

IDEA No.388
Published: 2020/1
Price: 2,829+tax jp yen
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オンライン・ポートフォリオの現在
SNSから浮かび上がる集合意識,アシッド・グラフィックス

企画・構成:髙岡謙太郎,アイデア編集部
デザイン:LABORATORIES(加藤賢策,岸田紘之)

本特集では,ソーシャルメディア(SNS)を自身の仕事や作品を公開する「ポートフォリオ」として活用するグラフィックデザイナーたちをとり上げ,オンライン上で生まれる新たなヴィジュアル・コミュニケーションの潮流を検証していく。
 前半部分でとりあげる11名のデザイナーたちは,「Acid Graphics(アシッド・グラフィックス)」と称され,グローバルに注目をあつめる人々。Instagram上のコミュニケーションを起点にしている彼らは,感性の近いデザイナー同士でハッシュタグを共有し,自らをタグ付けすることで自発的に集合化する。SNS上のゆるやかなつながりが「日常」である人たちならではのヴィジュアル・コミュニケーションだ。
 ポスト・インターネット化した情報環境がデフォルトとなり,オンラインのコミュニティがより一層深化する時代にあって,個々の手のなかから出発したイメージは,どのように共有され,拡散されていくのか。ポートフォリオそのものの歴史と変容にも言及し,公開・共有を可能とするオンライン・ポートフォリオ的なメディアの構造とデザインにも視野を広げていく。

SNSから浮かび上がる集合意識

序文
文=髙岡謙太郎

デヴィッド・ラドニック
インタビュー|デヴィッド・ラドニック

ホナサン・カストロ
インタビュー|ホナサン・カストロ

GUCCIMAZE
対談|GUCCIMAZE×前田晃伸

オビー&ジャパーリ

Ignorance

アニャ・カイザー

テレサ・シェーンヘル

フロリアン・ルセット

バジル・フルニエ

EG・ホワン

テゴ・グラトス

寄稿デザイナー略歴,Q&A

寄稿|アシッド・グラフィックス:シニシズムを一服盛った新しいサイケデリア――物質以前のスタイル
文=エミリー・ゴスリング

寄稿|レイヴ・フライヤーのアシッドハウス・リバイバル
文=マーリ・グロスコプフ

オンライン・ポートフォリオの現在


ポートフォリオの歴史

寄稿|シェアされるイメージ
文=永原康史

多様化するウェブサイト

インタビュー|デヴィッド・リーバーマン

ウェブデザインシーンを紐解くサイト10選
文=萩原俊矢

オンライン・ポートフォリオ・サービスとユーザー

寄稿|オンライン・ポートフォリオ・サービスの現在
文=竹田大純

インタビュー|ウィリアム・アレン

ポートフォリオサービス10選
文=髙岡謙太郎


連載|FormSWISS 第3回 スイス・フランス語圏地方
企画・構成:Form
アートディレクション・デザイン:&Form
写真・文:丸山新
翻訳:岩坂未佳,藤本和子-ヘッジズ,齋藤高晴
タイプフェイス:Swiss Typefaces
印刷(pp. 103-104):大洋印刷株式会社
協力:在日スイス大使館,Swiss Typefaces, 大洋印刷株式会社

世界各国におけるデザインの状況はもとより,その周辺を取り巻く教育,テクノロジー,ワークライフバランスなどを現地でリサーチし,本誌での4回にわたる連載を皮切りに,誌面の枠を越えて展示や教育プログラムなどを展開していくデザインプラットフォーム「Form」。デザイン大国スイスにフォーカスする連載の3回目では,国際都市ジュネーブを中心としたスイス西部のスイス・フランス語圏に拠点を構えるクリエーターや教育機関を紹介する。
 静寂なアパートの一室から世界を代表するメゾンのヴィジュアルコミュニケーションを生み出す2人組のデザイナー。世界各国の有名企業とコラボレーションし,ワールドワイドな展示やプロモーションを行うデザイン大学。いま世界中から熱い注目を浴びているスイスの新世代の書体デザインのスタジオなど。信頼できる最小のパートナーたちと土地や国境を越えて,最大のインパクトを与える世界的な仕事をクリエイトしている彼らの発信力や姿勢に迫る。

Swiss Typefaces

Futur Neue

Gavillet & Cie

ECAL

Notter+Vigne

Balmer Hählen

SUPERO


Kontrapunkt: Sculptural Type
構成:後藤哲也,コントラプンクト
デザイン:コントラプンクト

デンマークのデザインエージェンシー,コントラプンクトの個展「Sculptural Type」がgggギャラリーで開催された。日本では3回目,18年ぶりとなる個展では,文字に焦点を当てた制作物が集結。ただしすべて動的な作品で,静止した作品はほとんどない。従来,活字を用いたタイポグラフィは,インクを用いて紙に定着されることで成立してきた。だが,デザインの基準がデジタルになることで,バリアブルフォント,ムービングポスターなど,可変的で動的な表現が標準化しつつある。本稿では,展示作品に関わったタイプデザイナーによるコメントを通じて,コントラプンクトが見据えるこれからのタイプデザインを紹介したい。


100 years of Bauhaus
ドイツにおけるバウハウス100周年

文:田嶋佳子

2019年はバウハウス創立100周年の年。わずか14年間という短い期間にもかかわらず,「美術(Kunst)」と「工芸(Handwerk)」の統合を目指し,新しい造形教育,新しい生活様式,新しい社会のあり方を模索し,世界に大きな影響を与えた。そんなバウハウスの創立100周年を祝し,2019年の一年間を通じて記念イベントが次々に行われた。事業のブランディングを手掛けたのは,今年のドイツ国内デザイン制作会社トップ25に入ったスタン・ヘマ(Stan Hema)。彼らの作品を軸に,バウハウス100周年記念事業の全貌を紹介したい。


つつんで,ひらいて 愛するということについて
装幀者・菊地信義へのインタビュー
取材・文・デザイン:長田年伸

装幀者・菊地信義の姿を3年にわたって追いかけたドキュメンタリー映画『つつんで,ひらいて』が今月中旬より公開される。監督を務めたのは,1987年生まれの若手映画監督である広瀬奈々子。一方で1943年生まれの菊池は,言わずとしれた日本を代表する装幀者。40年におよぶキャリアを通じて装ってきた本の数は15,000冊以上にものぼる。果たして装幀者・菊地信義はいまなにを考え,どこを見つめているのか。そして本作は菊地にとってどのような存在であるのか。菊地本人のもとを訪れ,そのことを尋ねてみた。


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*アンケートフォームを開設いたしました。
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受付締切:2020年8月31日(月)まで