2019.09.04
武田鉄平「絵画のための絵画/PAINTINGS OF PAINTING」


絵画のための絵画 003(2014年)

新人画家の武田鉄平は,極めて抽象的でありながら,同時にとても現在を感じさせる肖像画を描く作家。彼は「絵画のための絵画を描く」をテーマに,シリーズ「Painting of Painting」を制作しており,その絵が国内のみならず海外のアート関係者にも衝撃を持って受け止められている。このシリーズの30 点の絵を1 冊にまとめた彼の初の画集/作品集が,この度,武田の東京での初個展に合わせて刊行される。

武田鉄平は1978 年生まれ。山形県山形市出身で,武蔵野美術大学を卒業後,著名なアートディレクターであるサイトウマコト率いるサイトウマコト・デザイン室に勤務。そして画家になることを決意し2005 年に山形県山形市の実家にアトリエを構え,そこにこもって10 年ほど絵を描き続けてきた。作品は全て抽象的な肖像画で,絵画にしかなしえない美を描く。

本書のデザインはNY のファビアン・バロンが担当。カルバン・クライン,ディオール,ザラなどのキャンペーンを長年手がけ,30 年ほど雑誌『Interview』のクリエイティブ・ディレクターも手がけた世界で最も著名なアートディレクターである。そんな彼が,武田の作品を気に入り,自らの美学と完璧主義を追求した1 冊に仕上げた。武田の制作プロセスを踏まえて,絵をリアルに体験ができるように,表紙は原寸の絵となるポスターで包まれる特殊なデザインとなっている。テキストは日英バイリンガル。
9 月3 日(火)よりMAHO KUBOTA GALLERY で東京初の個展が開催され,また銀座の森岡書店で同時に作品集と原画を展示予定。期間中に刊行記念トークショーも開催される。

「絵画のための絵画/PAINTINGS OF PAINTING」
日時:
2019 年9 月3 日(火)-10 月12 日(土)
会場:MAHO KUBOTA GALLERY(東京都渋谷区神宮前2-4-7)

『PAINTINGS OF PAINTING』出版記念展
日時:
2019 年9 月3 日(火)-15 日(日)
会場:森岡書店 銀座店(東京都中央区銀座1-28-15)

【刊行記念トークショー】
2019 年9 月6 日(金)19:00-21:00(18:30 開場)
語り手:遠山正道×鈴木芳雄

2019 年9 月14 日(土)16:00-18:00(15:30 開場)
語り手:宮本武典×森岡督行
参加費:1,500 円(各回)※要予約。森岡書店でお電話にて承ります。
会場:森岡書店特設会場
Tel:03-3535-5020

絵画のための絵画 013(2017年)

絵画のための絵画 018(2018年)

 


『PAINTINGS OF PAINTING』

【体裁】
著者:武田鉄平
アートディレクション:ファビアン・バロン(Baron & Baron)
編集:菅付雅信、ジョイス・ラム
テキスト:宮本武典、武田鉄平
印刷・製本:株式会社サンエムカラー
仕様:A4 ワイド変形(25.9×30.3cm)/80 ページ/ハードカバー/空押し/折りポスター(91.0×72.7cm)
先行発売日:2019 年9 月3 日|一般発売日:2019 年9 月16 日
定価:5,000 円+税
ISBN 978-4-908600-05-0

【著者プロフィール】
1978 年山形県山形市生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。サイトウマコトデザイン室入社。2003 年より滞仏。2005 年に山形に帰郷し,東北芸術工科大学にて樹脂,木工を勉強。
2013 年より現在のコンセプトで絵画制作を開始し,個展「絵画と絵画,その絵画とその絵画」を開催(KUGURU,山形市,2016 年)する。

【販売】
全国の主要書店,アートブック専門店,アマゾンなどで購入可能。国内の販売はトランスビューが販売代行。
トランスビュー
〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町2 丁目30-6-1F
TEL:03-3664-7334
http://www.transview.co.jp

【発行】
合同会社ユナイテッドヴァガボンズ
〒103-0003 東京都中央区日本橋横山町7-14 6F
TEL: 03-3527-3636 FAX: 03-3660-9905
E-mail: info@unitedvagabonds.com
www.unitedvagabonds.com
担当:ジョイス・ラム