IDEA magazine077
1966/7
ドイツのグラフィック・アートを新しく性格づけつつあるケルンのグラフィックチーム


編集人:坂本登
美術構成:大智浩
表紙デザイン:グラフィックティーム


<特集1>ドイツのグラフィック・アートを新しく性格づけつつあるケルンのグラフィックチーム 大智浩
イラストと美術の問題を真正面からとりくむクリフ・コンダック 日向あき子
異色のイラストレーター ダグラス・ゴースリン
すぐれたカリグラフィカルな描線による風刺画家 アル・ハーシュフェルド
アメリカ的土俗性に根をおろしたイラストレーター ジェローム・マーチン

<特集2>ルバリンの周辺 西尾忠久
創造性をはばむもの ハーブ・ルバリン
タイプ・フェース・デザイン賞
西ドイツの貿易見本市と商品展示会の脅威的な発展 ルネ・エルビン
書評・増田デザイン研究所作品集 瀬木慎一
イギリス・ポスター・デザイン賞
’66年度のグラフィック・デザイン卒業制作誌上展
アメリカのデザイン教育 今竹翠
東京の外人デザイナー カール・カイザワ


グラフィックティーム
1964年,ケルンで設立。創立メンバーの4人,ハンス・ブッシュフェルト,ジークフリート・ヒンマー,ビンフリート・ホルツ,ハインツ・リッパートは皆1930年代後半に生まれており,元々バイエル製薬のデザイナーや写真家だった。商業美術,写真,デザイン,広告キャンペーンの分野で活躍。ミュンヘン・オリンピックでも組織委員会から制作を依頼されている。